2024年4月 キラリ☆電大生 大石 澄海さん

学園広報誌「TDU Agora」2024年4月号から『キラリ☆電大生』大石 澄海さんをご紹介します

バーチャルからリアルヘ

国内最大級のeモータースポーツ大会JEGTの認定ドライバーとして企業チームでも活躍

GT College League 2023で準優勝 左から2番目が大石さん

東京千住キャンパス自動車部 部長
大石 澄海さん
工学部 機械工学科 3 年

「ゲーム? 所詮は遊びでしょ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし今日ではeスポーツやプロゲーマーという言葉が生まれ、多くの人が楽しむ「スポーツ」の1つとなっています。そんなeスポーツといわれるTVゲームに真剣に取り組んでいる私の活動を紹介させていただきます。

2019年には国体に参加

私は幼少期から自動車レースが大好きで、プロのレーシングドライバーを目指し、5年間レーシングカートに挑戦しましたが、途中から十分な資金を調達することができず、夢半ばで諦めざるをえなくなってしまいました。そんな時「グランツーリスモ」というレースゲームが2019年に行われる国体の文化プログラムの1つとして開催されるというニュースが舞い込んできました。オンラインの友人から誘われ挑戦すると、県大会を圧勝し全国大会の決勝まで進出しました。
最終結果は全国5位という結果でしたが、この大会で多くの人と出会い「ここで終わりにするのは勿体ない、続ければチャンスがある」と思い、現在までレースゲームを続けています。

大学入学後は自動車部に入部し、もう1度現実の自動車レースに挑戦しています。さらに大学の自動車部を対象としたグランツーリスモの全国大会「GT College League 2023」にも挑戦し、決勝に進出。初出場で準優勝を獲得しました。

大学の自動車部では2024年4月から部長に就任

GT College League 2023では初出場で準優勝

近年は自動車メーカーや自動車関連企業が次々にeスポーツ業界に参入し、JEGTと呼ばれるプロリーグで覇権を争っています。JEGT認定ドライバーである私も、昨シーズンまでリアルモータースポーツで活躍するスバルテクニカインターナショナル(STI)から参戦している「TEAM EMC×sti」の選手として、数多くの貴重な経験をさせていただきました。また、今年3月にはマツダが行う、グランツーリスモの大会での成績優秀者がリアルモータースポーツに挑戦するチャレンジプログラムに参加しました。

「TEAM EMC×sti」のメンバーと

マツダのようにレースゲームから実際のレースに挑戦する選手やそれを後押しする企業も増えています。
eスポーツドライバーといえども、チームの移籍交渉やスポンサー交渉などもする必要もあり、車の挙動もどんどんリアルになっているため、自動車レース業界ではバーチャルと現実の差が限りなく少なくなってきています。

MAZDAチャレンジプログラム

所詮は遊びと言われながら、その遊びに多くの人が本気になり生まれたeスポーツの世界。皆さんもぜひ1度覗いてみてください。

学園広報誌「TDU Agora」Vol.74(2024年4月号) キラリ☆電大生より転載

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