2023年7月 中学校・高等学校

学園広報誌「TDU Agora」2023年7月号から、Social Innovation Relay 国際大会に出場した高等学校のチーム「Project X」の活躍をご紹介します

Social Innovation Relay 国際大会に出場

~ソーシャルビジネスのアイデアを提案する、世界中の高校生対象のコンテスト~

エヌエヌ生命オフィスにて

中学校・高等学校では、公益社団法人ジュニア・アチーブメントジャパン、エヌエヌ生命保険株式会社共催のソーシャルビジネスコンテスト「Social Innovation Relay」(SIR)に、毎年参加しています。 SIRは社会の課題を解決するソーシャルビジネスのアイデアを提案する、世界中の高校生を対象としたコンテスト形式のプログラムで、貧困や差別、環境問題などの社会的な諸課題を、ボランティア活動ではなく、収益を得ながら解決するビジネスプランを高校生らしい視点で提案するコンテストです。
その国内予選を勝ち抜き、他校のチームとの激戦を制して国内優勝を果たしたのが、本校の高校生チーム「Project X」です。彼らは日本代表として、6月5日に、エヌエヌ生命のオフィスがある渋谷スクランブルスクエアにて、全9か国の高校生たちと共に国際大会に臨みました。国際大会では、与えられた10分の中で発表や質疑応答、そして何より社会問題を解決するための熱意と必要性を全て英語で伝えます。

プレゼンの様子

参加生徒と指導にあたった本校教員、英語科 吉澤、社会科 池田

Project Xは、日々の生活の中で消費しては捨てられる乾電池に着眼し、残量確認ができないために使える電池が捨てられていること、乾電池の消費や処分がCO2排出に大きな影響を与えていることを問題視し、電池残量の見える乾電池を開発することにしました。
理科の授業で行った実験、文化祭で大量に捨てられる乾電池、そして昨今の地球環境の変化、これらの学びや気づきが結びつき、電池残量の見える化へのチャレンジにつながりました。試作品の開発には、東京電機大学 工学部の佐藤慶介教授に協力をお願いし、何度も実験室で実験を行いました。
上位3か国には入賞できなかったものの、身近な生活に着眼し、そこで得た視点を実社会の課題解決へと繋げていったメンバーに、審査員から賛辞が送られました。

(高等学校社会科教諭 池田)

学園広報誌「TDU Agora」Vol.66(2023年7月号) 中学校・高等学校より転載

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