2022年10月 特集 小学生が大学で学ぶ「子ども大学はとやま」

2022年10月号から特集 小学生が大学で学ぶ「子ども大学はとやま」をご紹介します

小学生が大学で学ぶ「子ども大学はとやま」

~埼玉県・鳩山町で3年ぶりに開催~

「子ども大学はとやま」は、本学と鳩山町、山村学園短期大学などの地域の大学が連携して開講しています。科学の実験や観察、造形や身体表現、施設見学などの活動を通じて、ものごとの原理や仕組みを追求すると同時に、地域を知り郷土を愛する心を育てます。地域の大学の特色を生かした学習活動を通じて、子どもたち自身の学ぶ力、生きる力を身につけてもらうことを目標にしています。

令和4年度子ども大学はとやま記念撮影

令和2・3年度とコロナ感染症拡大防止により開催を見合わせていた「子ども大学はとやま」が今夏、3年ぶりに開講されました。
小学校が夏休みに入った7月22日、埼玉鳩山キャンパスで19名の地元小学生を迎え、「子ども大学はとやま 令和4年度入学式」を挙行しました。子ども大学はとやま 宮脇富士夫学長(本学理工学部長)の挨拶の後、鳩山小学校の6年生が「入学生代表のことば」で学習に向けての意気込みを元気に宣誓しました。

今年度の子ども大学は、ものづくりの体験学習・フィールドワークを通じた「ふしぎ発見と学び」をテーマとし、3回にわたり開講しました。

9月3日には、山村学園短期大学講堂「芙蓉館ホール」にて修了証書授与式が挙行され、角帽をかぶった修了生ひとりひとりに宮脇学長から修了証書が授与されました。修了者を代表して亀井小学校5年生から「2年生のときからコロナ禍により学校生活が制限されている中、鳩山町ならびに大学の皆様のおかげで、子ども大学を開講していただき、本当に嬉しかった。これから一生懸命勉強して、大学に入って、この子ども大学での学びの続きができるように頑張りたい。」と感謝の言葉がありました。
コロナ禍の中、感染症対策を講じ万全の態勢で臨んだ子ども大学でしたが、鳩山町教育委員会をはじめ実行委員各位、そして受講生の皆さんのご協力により無事終了することができました。地元への教育支援事業として開講している「子ども大学」が来年度も開講できることを願っています。

学園広報誌「TDU Agora」Vol.57(2022年10月号) 特集より転載

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