2021年6月 キラリ☆電大生 津國和泉さん

2021年6月号からは キラリ☆電大生から、大学院博士課程1年 津國和泉さんの活躍をご紹介します

今年度スタート「若手研究者育成支援制度」に採用

~総合研究所 特任助手として、この春キャリアをスタート~

音響コミュニケーション研究室 津國 和泉
(先端科学技術研究科 情報通信メディア工学専攻 博士1年)

私は現在、東京電機大学に特任助手として勤めながら、博士後期課程で音響工学を専門に研究活動を行っています。特任助手とは、令和3年度からの本学独自の取り組みで、大学院生の身分を保有したまま任期付の専任教員として雇用される、博士課程の学生の研究活動を支援する制度です。

国際会議で発表者たちと(筆者左)

私が本制度を知ったのは修士課程2年で、博士課程への進学を検討している頃でした。博士課程は経済的負担が大きく、周囲の理解を得ることが重要になります。実のところ私もその一人で、博士課程進学を懸念する両親の理解を得て一人暮らししながら博士課程へ進むためにはどうしたらよいか、ということを色々考えてきました。そのため、本制度が始まると知った瞬間、私は指導教員である情報メディア学科 池田雄介准教授に「素敵な制度が始まるようです!」と、すぐさま連絡したことを覚えています。

その後は、周囲の方々の協力もあって今年度から特任助手として無事に採用され、現在では授業補助や学部生および研究室の後輩への指導を通じて非常に様々なことを学ばせてもらっています。最初は懸念していた両親も特任助手に合格したときはとても喜んでくれ、今では全力で私の道を応援してくれています。

無響室での研究風景 

音響計測の実験

研究活動や学生への指導は難しい問題が多く悩みは尽きませんが、特任助手という立場が良い意味で私に責任感を与えてくれ、教育の重要性と難しさを勉強する貴重な機会になっています。とはいえ、困難な問題にも立ち向かえるのは、決して私ひとりの力ではなく、先生方や研究室のメンバー、それから私の進路を理解してくれる両親や友人の支えがあってこそだと思います。

学会でのポスター発表

将来は、いつでも親身になって学生に寄り添い私達の成長を考えてくれる池田先生のように、教育と研究の両方に携わりたいと考えています。そのためにも、今は特任助手の機会を大いに活用し、自身の研究に加えて、指導力をあげるために学生たちと一緒に学んでいきたいと思います。

学園広報誌「TDU Agora」Vol.43(2021年6月号) キラリ☆電大生より転載

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