2021年7月 本学高等学校 生徒の活躍

2021年7月号から高等学校のチーム「PAPILLON」の活躍をご紹介します

本校生徒がSocial Innovation Relay国際大会に出場

~ソーシャルビジネスのアイデアを提案する、世界中の高校生対象のコンテスト~

東京電機大学高等学校 2年「PAPILLON」

高校1年の時に国内大会に出場し、全200チーム以上の中から優勝

6月22日に、ジュニア・アチーブメントおよびエヌエヌ生命共催による「Social Innovation Relay」(SIR)の国際大会が、エヌエヌ生命の本社、渋谷スクランブルスクエアでオンラインにて行われました。国内予選を勝ち抜いた世界13か国の各国代表の高校生たちが、自らのアイデアを与えられた約10分間で発表から質疑応答まで、審査員に英語でプレゼンテーションしました。

SIRは社会の課題を解決するソーシャルビジネスのアイデアを提案する、世界中の高校生を対象としたコンテスト形式のプログラムで、貧困や差別、環境問題などの社会的な諸課題を、ボランティア活動ではなく、収益を得ながら解決するビジネスプランを高校生らしい視点で提案するコンテストです。

プレゼンテーションのスライド

指導にあたった本校英語科、社会科の教員と記念撮影

日本代表を務めた本学高等学校2年生の女子生徒2名によるチームPAPILLONは、竹製の生理用ナプキンを用いて「生理の貧困」解消や「ジェンダー平等」の実現に注力するアイデアを発表しました。また、自らが生活する中で感じていた、「生理」という話題を男女間で共有できない今の日本の空気感についても、変えていきたいと問題提起しました。

上位3か国には入賞できなかったものの、世界中で問題となっている「生理の貧困」について竹害となっている竹を利用すること、流せる仕様にすることでプラスチックごみを削減できるという環境にも配慮した商品であることなどが、審査員からも評価されました。

生徒たちは、今回の活動を経て多くの人々に生理について考えてもらうきっかけとなり、より良い未来を築いていく問題発起に寄与できたことを誇りに感じていました。また、広い視野を持てたことで、今まで意識していなかった異国の他者とも共感することができたという振り返りがとても印象的でした。

(高等学校担任・社会科教諭 池田)

学園広報誌「TDU Agora」Vol.44(2021年7月号) 中学校・高等学校より転載

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