ネットワーク、ワイヤレス通信、光ファイバなどをはじめとする通信系技術と、コンピュータを中心とする情報系技術の両分野を網羅した情報通信工学の教育・研究を展開します。
コンピュータや通信システムのほか、音響・画像の信号処理技術まで習得できる幅広いカリキュラムと、産業界との積極的な交流で学生の個性を伸ばし、ハードウェアを理解してプログラムも書ける視野の広い情報通信技術者の育成を目指します。
基礎科目は習熟度別クラスでしっかり学習
1年次の基礎科目は上級学年で応用力をつけるためには欠かせません。電気・電子回路やプログラムのつくり方などを初歩から学ぶとともに、コンピュータ・数学などの基礎科目で習熟度別クラス、補習講座などを設け、確実に基礎が身につく工夫をしています。
ワークショップなどを取り入れた段階的なカリキュラム
1年次は、ものづくりや実験の楽しさを「ワークショップ」で学びます。2年次は基礎科目で学んだ事項を実験することで体験し、3年次には現代の情報通信技術を実際に操作します。さらに4年次は興味あるテーマを1年にわたって探求する「情報通信プロジェクト」を実施します。
プログラミングやマイコンなどに特化した少人数科目を用意
上級学年では個人の適性に合わせて能力を飛躍させるため、少人数教育の場が用意されています。全教員が参加するグループスタディ※のほか、プログラミングやマイコンなどに特化した少人数科目があります。そして各人が身につけた知識・技術を卒業研究で発揮します。
※全教員がテーマを設定して、学生がその中から興味のあるテーマに参加し、グループで実習や輪講を行う。
通信技術・ネットワーク
コンピュータシステム
マルチメディア
情報処理
モバイル
情報通信の主分野にあたる5つのキーワードを設定し、互いを密に連携させた教育を行います。今後の技術革新に対応できる情報通信技術者になるためには、個々の技術を断片的に学ぶのではなく、情報通信工学という学問体系に基づき、基礎と応用、ハードウェアとソフトウェアのバランスを取りつつ総合的に学ぶ必要があります。
[卒業者数]
118名
男子:106名/女子:12名
NTTドコモ、日立製作所、NEC、富士通、ソフトバンク、東芝、JR東日本、三菱電機、NTTデータ、スズキ、大日本印刷、TOPPAN、沖電気工業、日本コムシス、アルファシステムズ、日清紡マイクロデバイス、NTTアドバンステクノロジ、日本テキサス・インスツルメンツ、CTCテクノロジー など
19名 (2023年3月卒業者実績)
男子 17名
女子 2名
進学率 16.1%
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定、第一級陸上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士、電気通信主任技術者、技術士・技術士補、公害防止主任管理者、弁理士 など