父が家でパソコンを触っているのを見てからプログラミングに関心が湧き、高校は情報処理科に進学。Javaを使ったプログラミングなどを学びました。大学では高校時代に培ったプログラミングスキルのさらなる向上に加え、機械学習への理解も深めたいと考え、電大のシステムデザイン工学部を志望しました。
「コンピュータプログラミング」の授業では主にJavaの強みを生かしたプログラムを作成しました。仕様の調べ方についても学んだため、インターネットなどに投稿されているソースコードを読めるようになり、書きたいプログラムを自分で調べて書けるまでに成長。この授業をきっかけに、他のプログラミング言語に対する興味も高まりました。
「IPネットワーク構築法」では、普段何気なく利用していたIPネットワークに欠かせない要素について初めて学び、簡単な通信の仕組みを理解することができました。また、パケットキャプチャによって単純な通信1回であっても複数のプロトコルが使用され、たくさんのパケットが飛び交っていることを知り、その意外な事実に驚きました。
私は高校時からセキュリティに関心があったため、暗号技術やプロトコル、攻撃手法など、基本的な知識を網羅した「ネットワークセキュリティ」の授業が印象に残っています。実際に甚大な被害をもたらしたハッキング事件を取り上げるケーススタディが興味深かったです。
「組込みシステム設計」ではArduinoというマイコンを用いてモールス信号の送信や「1/fゆらぎ」の再現を行う演習を行い、試行錯誤しながらも楽しく取り組めました。パソコンメーカーでコンピュータ開発に携わっていた先生のリアルな経験談にワクワクしたことを覚えています。
KDDIは約6000万人ものユーザーを抱え、幅広い分野に影響を及ぼす「通信」を扱う企業です。そんな企業だからこそ手掛けられる、人々の暮らしを変えるような事業に携わり、開発の上流から下流までの工程を経験したいです。特に「MaaS」に興味があり、将来的には人口減少に悩む地域や混雑する都市部における交通課題の解決に貢献したいと思っています。
運動不足を感じた時や、研究が行き詰まってリフレッシュをしたい時は、隙間時間によく散歩をします。荒川の土手に行き、野球やサッカーを楽しむ人たちを眺めたり、心地よい風を感じたりしていると穏やかな気持ちになります。