小さい頃からカーデザイナーを目指していました。本学のオープンキャンパスに参加し、自動車のデザインに携わった経験のある先生のお話を伺って感銘を受け、志望しました。
「デザイン工学基礎実習」では、アメンボをモチーフにした「スムーズなグライダー」をデザインし、模型の製作から試験飛行まで実施。形状だけでなく、本当に飛ぶかどうか、持ち帰って工夫を重ね、ベストデザインコンセプト賞を受賞しました。また、自主的にスケッチを50枚描いては先生に見ていただくことを繰り返し、デザインの基礎力を養いました。
「文房具」に他の要素をプラスしてデザインするという「視覚デザイン基礎」の課題に対して、「枕が合体したペンケース」を考え、イメージビジュアル、アイデアスケッチ、レンダリングを提案。プロのデザイナーのデザインプロセスを学ぶ貴重な経験になり、自動車メーカーのインターンシップに参加した際にも大いに役立ちました。
「デザイン工学プロジェクトB」は、映画に出てきそうなプロダクトを考えてデザインする授業です。アイデアスケッチを100枚近く描き、立体を大きな形としてとらえるという方法論を習得し、コンセプトから最終的な形にしていくまでの流れが理解できるようになりました。
卒業研究のテーマは「国産ハイパーカー※が成立するための要素研究とスタイリング提案」。外形のデザインだけではなく、調査分析を通してデザインと論理的に向き合うことの重要性がわかりました。就活では応募者60名から4名採用という難関を突破しました。
※超高性能で生産台数が非常に少ないスーパースポーツカー
本田技術研究所のインターンシップに、約2年間に5回も参加させていただくという貴重な経験をしました。私の成長を見守り、たくさんのレクチャーやアドバイスをしていただいたこともあって、入社を決意。カーデザイナーとして、超高性能な国産のハイパーカーをデザインするという夢に向かって頑張ろうと思います。
自動車部で車両の整備を担当。夏の合宿ではジムカーナという競技の練習走行を初めて体験し、エンジンをレッドゾーンまで回す感覚が気持ちよくて、非常に印象的でした。