東京理工系4大学の一つであり、デザイン工学という他ではあまり学べない学問に触れられる点に惹かれたからです。また、受験当時、興味のある分野を絞り切れていなかった自分にとって、デザイン工学以外にも機械系や電気系、情報系といった幅広い領域を学べる環境であることも魅力的でした。
「コンピュータプログラミングⅠ」ではProcessingと呼ばれる学習用プログラミング言語を使ってシンプルなゲームを製作しました。最初はなぜエラーが出るのか分からず苦戦しましたが、回を重ねるごとに少しずつ要領をつかめるように。自分で触った箇所を都度画面に表示できるので作業しやすく、やりがいにもつながりました。
「デザイン工学PBL-B」が印象に残っています。この授業は、グループワークでSDGsの目標達成のための取り組みを提案するというものです。私たちのグループは、放置林解決をテーマとした案を発表。しかし、コストや労力の面で容易に実現できないという壁に直面しました。自由な発想でアイデアを生み出す楽しさだけでなく、具現化する大変さも実感した授業です。
※上記は、旧カリキュラムの内容です。新カリキュラムでは1年次ワークショップにて同等の内容を学びます。
「デザイン工学プロジェクトB」では、友人と2人でMATLABという言語を使って二度寝防止アプリを開発。パソコンと他の機器とを連動させる点に苦労したものの、何とか完成させることができました。この授業でアプリ開発の面白さに目覚め、将来の方向性を決めるきっかけも得ました。
「卒業研究」では、1年次に履修した「コンピュータプログラミングⅠ」の復習支援サイトを制作。友人と3人で役割分担し、私は主にシステム構築を担当。初めて扱うプログラミング言語で一から制作するのは大変ですが、徐々に完成に近づいていく画面を見てやりがいを感じています。
内定先のSCSKは幅広い事業を展開しており、デザイン工学をはじめとする電大での学びを存分に生かせると感じたからです。職種はシステムエンジニアを希望しています。世に広く役立つプロダクトを生み出し、特に人々の生活に密着したスマートフォンやコンビニエンスストア関連のシステム開発に携わりたいと考えています。
勉強の息抜きに欠かせないのが音楽。夏冬に開催される各地の大型音楽フェスには、足しげく通いました。同じく音楽好きの友人と一緒に、会場の熱気、リアルなサウンドに心躍らせる瞬間は何ものにも代え難いです。