高校の時は化学が得意で生命分野にも興味があったため、本学系で学びたいと考えました。また、実験が好きだったので、実験やゼミといった実践に力を入れている本学を志望しました。
「フレッシュマンゼミA※」では、「将来、医療業界で活躍するには生命科学系で何を学ぶか」というテーマでグループディスカッションを行いました。さらに、医療機器や関連企業について調べ、パワーポイントにまとめて発表。コミュニケーション力やプレゼンテーション力が向上し、将来について具体的に考えるきっかけにもなりました。
※2018年度入学生の1年次設置科目
生命科学分野の初めての実験が「生命科学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」です。タンパク質の定量や水質検査といった実験を数多く経験することによって、実験の基本的な原理や手法を習得。レポートの考察の部分では、より深く考える力が身につきました。さらに、レポート賞をいただいて、実験に対する自信やモチベーションにつながりました。
「分子生命科学実験Ⅱ」では、4年次の卒業研究で必要となる高度な実験手法を経験しました。組織染色の実験ではマウスの組織片を染色して観察し、その特徴から臓器の種類を特定。細かなところまで注意深く観察し、考えながら実験することの大切さを学びました。
「卒業研究」では、アレルギーの原因となるマスト細胞に対するヒアルロン酸の作用を調べています。この基礎研究がいつかは臨床試験に発展し、効果的な治療法の開発につながってほしいと考え、大学院に進んで研究テーマをさらに深く追究する道を選びました。
4年次で取り組んだアレルギーの研究を続けたいと考え、大学院進学を決めました。3年間、同じテーマに取り組むことができるため、研究内容をさらに深く掘り下げることができると思います。将来は研究や開発といった技術職を希望しています。大学院で経験を積むことでその夢を叶え、社会に貢献できる人材になりたいと考えています。
小学生の頃から続けてきた書道を、大学でも続けています。1年次には師範の資格を取得。大学の勉強からしばし離れ、静かに書に向かうと心が落ち着き、リフレッシュできます。