「オナーズプログラム(次世代技術者育成プログラム)」(Honors Program以下HP)は意欲のある学生が、さらに高いレベルの研究に取り組むことができる、学部・大学院が連携した研究教育システムです。
これからの産業ニーズを先取りした「宇宙工学・生体医工学・環境工学」の3つのプログラムを開講。
分野を横断した複合研究領域を学習し、産学官と連携を強化することで、次世代の高度な技術者を養成します。
HPの学生は、3年次から学系間を横断する複合学問領域(関連科目)を学習。
同時に大学院とも連携した強化プログラム(HP科目)を受講します。
天気予報、目的地探索、災害監視、環境監視、通信、宇宙探査など、人工衛星がもたらす情報や機会の増大は社会に不可欠です。人工衛星をはじめ宇宙技術が国際競争化している中、次世代の宇宙技術者の育成が求められています。宇宙工学プログラムでは、衛星からの情報解析技術や通信技術、小型衛星の設計開発に必要な知識・技術を習得し、日本をはじめ世界の宇宙産業で活躍する高度な人材を育成します。
RG 島田 政信 教授衛星リモートセンシング研究室
HPリーダー
地球物理量抽出の研究。観測衛星などのデータを解析し森林減少面積、災害箇所、地盤沈下を推定
RD 秋山 康智 教授スマートICTソリューション研究室
最新ICT技術を活用し、より賢く高機能な新しい社会システムのプロトタイプ創出と、そのデータ分析
RD 神戸 英利 教授IoE/M2Mソリューション研究室
すべてをインターネットでつなぐIoE化とそこで得たデータの数値化と分析
RD 高橋 達二 教授内部観測研究室
人間や動物が「一を聞いて十を知る」方法を分析し、またそれを機械学習アルゴリズムとして定式化
RM 井上 貴浩 教授制御工学研究室
生体機能・構造の模倣によるロボットの設計製作と制御にかかわる研究、および生活支援ロボット、不整地走行ロボット、空中搬送ロボットに関する研究
RM 遠藤 正樹 教授熱流体関連振動研究室
超音速流に伴う流動現象や熱移動を研究。これら熱移動の非定常的な物理現象の解明
RM 榊原 洋子 教授流体工学研究室
圧縮性流体のもつ性質を分析し衝撃波と固体との干渉現象を解明
RM 古屋 治 教授振動工学研究室
構造物の耐震・振動応答低減技術の研究。安全な次世代の振動制御技術の研究開発
RM 山崎 敬則 教授 生産工学研究室
工作機械を中心に産業機械の挙動を解析し、その精度向上のための研究
RM 原田 陽平 准教授材料工学研究室
ミクロ組織制御による軽金属材料の高性能化に関する研究、特殊試液による材料内の溶質偏析可視化に関する研究
RE 田中 慶太 教授電子計測研究室
超小型衛星の開発と電源系、通信系、姿勢・軌道制御系、構体系などの研究
RG 石川 敬佑 准教授地盤防災・環境工学研究室
豪雨や地震による地盤災害のメカニズムの解明やその対策方法に関する研究
RG 宮地 一裕 准教授構造工学研究室
私達の生活を支える構造物を対象とし、防災・維持管理や新形式構造の提案等の研究
RD:情報システムデザイン学系、RM:機械工学系、RE:電子情報・生体医工学系、RG:建築・都市環境学系、RMG:建築・都市環境学専攻
超高齢化社会を迎えた日本では、医療機器、人工臓器、福祉機器、新薬創薬などの需要が急速に高まっています。これらの工学技術に対して、生体医工学は極めて重要な存在です。「人間を対象とした工学に関する知識や技術」を体系的に学び、生体機能を理解した工学技術を創り出す理論・技術を習得します。最新医工学研究に接し、豊かな人間性と知識・技術を兼ね備えた人材の育成を目指します。
RE 荒船 龍彦 教授先進生体医工学研究室
HPリーダー
基礎医学的な疾患原因解明や、臨床向け外科治療支援機器、創薬支援システムを開発
RU 足立 直也 准教授有機・高分子学研究室
あらゆる機能性有機・高分子化合物の合成と機能についての研究
RU 石井 聡 准教授 ナノマテリアル研究室
ナノマテリアルの創製とデバイス化
RB 長原 礼宗 教授細胞生化学研究室
アポトーシス(細胞死)の解明とそれに関係する病気治療と皮膚保湿の研究
RB 村松 和明 教授生体組織工学研究室
体性・組織幹細胞やバイオマテリアルによる再生医学の基礎研究
RE 大越 康晴 教授薄膜・表面工学研究室
生体医工学分野への応用を中心に、環境調和に優れた薄膜の素材開発や表面設計
RE 大西 謙吾 教授バイオメカトロニクス研究室
義肢や生活支援用ロボットなどの開発と評価を目的とした研究
RE 田中 慶太 教授電子計測研究室
人間(脳)機能を調べ、人間と機械の関係を工学的な立場で研究
RE 本間 章彦 教授応用医工学研究室
生体心臓機能、全人工心臓システムと周辺技術、人工臓器に関する研究開発
RE 矢口 俊之 教授医用電子工学研究室
技術開発を目標とした細胞や細菌等を用いた生体医工学に関する基礎研究
RE 住倉 博仁 准教授応用電子工学研究室
カテーテル式小型血液ポンプの開発、人工弁の性能評価試験、連続流型補助人工心臓の開発に関する研究
RU:理学系、RB:生命科学系、RE:電子情報・生体医工学系
地球温暖化による異常気象、都市部での大気汚染やヒートアイランド現象、化学薬品や農薬による土壌や河川の汚染など、地球全体で環境問題が発生しています。これらは、種の多様性、生態系、我々の日常生活に大きな負荷となっています。本プログラムではモニタリング、センシング技術、環境保全・環境修復のための理論と技術を習得し、環境汚染の実態を把握して課題を明確にすると同時に、解決のための技術を開発する人材を育成します。
RB 安部 智子 准教授環境微生物学研究室
HPリーダー
発酵工業や環境浄化等への利用も期待される微生物の新たな可能性を探りその働きを解明
RU 向山 義治 教授電気化学研究室
金属ナノ微粒子(電極触媒)を用いた環境浄化法と新規人工光合成系(光電極)の探求
RU 足立 直也 准教授有機・高分子化学研究室
環境中の金属イオンや有害な気体の検出を可能にする有機蛍光色素の創出および有害物質の可視化を研究
RU 小曽根 崇 准教授配位化学研究室
環境負荷低減を目指したガス吸脱着機能を基盤とした多重物性を有する配位高分子化合物の合成研究
RB 武政 誠 教授生物物理化学研究室
高分子の物理化学的性質解析と制御法を模索し、最大限に活用する研究
RB 半田 明弘 教授 食品タンパク質化学研究室
卵白、卵黄の物性機能(加熱凝固性、起泡性、乳化性)の改変とその機構解明、マヨネーズの乳化機構解明
RG 島田 政信 教授衛星リモートセンシング研究室
地球物理量抽出の研究。観測衛星などのデータを解析し森林減少面積、災害箇所、地盤沈下を推定
RG 高田 和幸 教授都市・交通計画研究室
主な研究テーマは都市計画、交通計画、まちづくりなど
RG 鳥海 吉弘 教授建築環境・設備研究室
建築環境工学・建築設備の室内温熱・空気環境、省エネルギー、建築ストック活用技術を研究
RG 中井 正則 教授水理・環境研究室
水理学と環境科学を中心に、両者の境界付近の問題に重点をおいて研究
RU:理学系、RB:生命科学系、RG:建築・都市環境学系
最先端かつ分野を横断したより実践的な研究にチャレンジすることができます。これにより、創造する力、マネジメント力、コミュニケーション力が伸ばせます。また、在学中に卒業後の世界を覗き見ることができます。
1.宇宙工学・生体医工学・環境工学の先端的な課題を取り上げ、座学+実習による理解の深化、興味の拡大を支援
2.集中講義形式で、単元ごとにまとまりのある座学+実習
3.オナーズプログラム参加学生だけの授業を提供
4.最先端の研究に早期から、長い期間チャレンジできる
5.与えられた課題を解決する授業を少人数で早期から行い、自ら課題を作り出す能力まで身につく
6.学部、大学院で他大学、研究所や企業との共同研究ができる
7.行きたい研究室配属の希望を重視
8.有名企業や研究者とつながりを持てる
9.業界への理解が深まり就職活動に役立つ
成績優秀でモチベーションの高い学生のために、チャレンジングな授業や研究を早期から学べるものです。
これまでの学問分野をまたぐ、つまり学系を横断したカリキュラムで、現在企業や研究所で行われている最先端の研究や業務内容、仕事の仕方について勉強することができます。
大学院修了時に認定証がもらえます。また、修士課程1年次以降に修得単位条件を満たすと、修了認定見込証明書が発行可能で、就職活動に使用できます。
HPを通し、企業や他の研究機関で研究した経験やスキルを、HPに関連した企業へ強くアピールすることができます。
3年次9月、4年次4月に審査の上、入ることができます。
希望によりHPをやめることができます。