東京電機大学では、令和3年度より、若手研究者育成支援制度を導入しています。
この制度は、日本学術振興会特別研究員制度に準じ、大学院先端科学技術研究科(博士後期課程)に所属する優秀な大学院生を対象に、大学院生の身分を有したまま一定の収入を保障する「特任助手(任期付)」として本学が雇用し、研究者としてのキャリアを支援するものです。
先端科学技術研究科の大学院生の身分を有したまま、総合研究所に所属する任期付の専任教員として雇用され、研究に専念できる制度です。競争的資金等への申請や関連する研究プロジェクトへの参加も可能です。
学科の演習等の授業補助と学部生・修士課程学生の研究指導、大学の運営補助を担うことで、研究教育経験や学科・学系運営の学事経験を積むことができます。
博士課程指導教員の研究室での研究指導補助 :週2時間(1コマ)
学部の授業科目の補助 :週6時間(3コマ)
学力考査及び入学試験に関する監督又はその補助業務、総合研究所のイベント補助、オープンキャンパス等での学科・学系広報補助業務
年収:2,400,000円(月収200,000円×12ヶ月)
研究費:上限750,000円/年(研究課題に応じて申請)
学会出張旅費補助:上限200,000円/年(同上)
各種社会保険完備
*その他諸手当は規程による
任用年度に先端科学技術研究科に在籍する、またはその予定であり、以下の要件に当てはまる者。
・人物、成績ともに優秀で研究業績を積み重ねていく見込みがあり、研究者としての能力を一層伸ばす意欲が見られる者
・原則として休学または修了延期をしていない者
・任用前年度に日本学術振興会特別研究員(DC1,DC2)への申請※を行っている者
※日本学術振興会特別研究員に採択された者は本学特任助手は辞退する扱いとなります。
・先端科学技術研究科の指導教員の承認を得ている者
・過去に本学専任教員(任期付含む)の職務経験がない者
若干名
先端科学技術研究科の正規修業年限に合わせ、次のとおりとします。
・先端科学技術研究科1年次生で、特任助手に採用された者 : 3年間(延⻑なし)
・先端科学技術研究科2年次生で、特任助手に採用された者 : 2年間(延⻑なし)
・先端科学技術研究科3年次生で、特任助手に採用された者 : 1年間(延⻑なし)
*修了延期の場合に、自動的な任期延⻑はありません。
⇒ 各奨学金の規程に応じ、受給は可能です。
⇒ 既存の博士課程在学生対象の学費援助の対象となります。
⇒ 専任教員として採用されるため原則として兼業はできませんが、行政委員会への出向等,兼業申請と学外出向手続きを経て認められることがあります。
⇒ 日本学術振興会特別研究員への申請書類等(審査結果の評価含む)による書類選考及び面接選考を経て、採用の可否を決定します。