いつも通り寝るだけで、複数の生体情報 (心電図・ 呼吸・脈動) と離着床行動を同時に計測
~「セキュアな敷布型マルチバイタルIoTモニタ」~
看護師・介護士への負担増加、(3)国庫からの医療費支出の増大、などの問題が顕在化している。そのため、在宅医療や医療と介護の連携が促進されており、24時間対応の医療・看護体制の整備が求められている。整備の一環として「在宅でも容易に使用できるIoTバイタルモニタの開発」は急務の課題である。当該モニタには、(1)高い安全性(非接触センサ、警報機能、誤作動と区別)、(2)高い安心性能(関係者が遠隔チェック、セキュリティも確保)、(3)高いメンテナンス性(装着センサ少・交換部品少・更新サポート)」が必要となる。
センサシート(導体)と衣類(絶縁体)と体幹(導体)に容量性結合を形成(図-2)することで、ベッド上にて非装着かつ無拘束で生体情報を測定し、その情報をICTで遠隔モニタするものである。既に、容量性結合の結合部の静電容量を通じて、「モニタ用心電図」「脈動」「呼吸運動(胸部、腹部)」「離着床行動と臥位」を同時計測することができている。現在、新たなバイタルデータとして、心電図と脈動の時間差から「血圧相対値」の推定を試みている。今後、測定した情報を遠隔でモニタリングできるよう、セキュアなネットワーク技術も導入していく。
本研究は、研究ブランディング事業の中で実施されており、まさに生体医学工学とサイバーセキュリティ技術を融合させる研究である。ブランディング事業の目指す「セキュアIoT生体学医工学」=「東京電機大学」に貢献できる研究の一つである。
◆複数バイタル(心電図・呼吸・脈動)と離着床行動を同時に検出できる。
◆電極センサシートをシーツの下に敷くだけで、非装着・無拘束に着衣のまま計測できる。
◆相対血圧を連続推定できる可能性がある。
◆在宅(遠隔)バイタルモニタリング
◆遠隔見守りシステム
研究者紹介
植野 彰規 教授
工学部 電気電子工学科
専門分野:電気電子計測工学
コーディネーター紹介
塚田 桂
研究推進社会連携センター
研究コーディネーター
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いつも通り寝るだけで、複数の生体情報 (心電図・ 呼吸・脈動) と離着床行動を同時に計測
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