自分の手を動かしてこそ、真の知識が身につくと思い、実学尊重で自分の価値観とマッチする電大を選びました。
工業高校でも機械を専攻していたので、実習の機会が多くありました。工作機械を使ってさまざまな材料の加工を行っていた時に、材料によって刃を当てた時の感触が違ったり、切りくずの形が違ったりするのを見て面白いと思いました。大学では材料力学や材料工学を学びたいと考えて入学しました。
卒業研究では、放射性廃棄物を格納する金属容器の腐食メカニズム解明に取り組んでいます。放射性廃棄物の地層処分に必要な期間は1000年。桁の違うスケールの話であり、これまでほとんど誰も考えてこなかった腐食の領域ですが、ものをつくる人の責任として1000年後を考えてみたいと思っています。
内定先の企業では、発電や化学製品などのプラント建設に関わります。設計をする人、資材を調達する人、現場を建設する人など、さまざまな人と関わる施工管理の仕事です。人と協働してものづくりを進めた電大での経験を生かし、人をまとめながら日本でも世界でも大きなものづくりに挑みたいです。