令和2年度

事業計画

令和2年度事業計画の公表

(序文より) 
本学園は創立以来「技術で社会に貢献する人材の育成」を使命に、建学の精神「実学尊重」、教育・研究理念「技術は人なり」のもと、「学生・生徒主役」の学校を目指してきた。そして社会環境の変化に適応し輝き続ける学園の実現を目指すべく、2014(平成26)年度から10年間を目途とする「学校法人東京電機大学中長期計画~TDU Vision 2023~」(以下「中長期計画」という)を推進している。
新理事長、新学長が就任した2019(令和元)年度は、縦型・横型統合的教育を目指す大学院の拡充整備の推進や財政健全化に注力した。2020(令和2)年度は、中長期計画に則り2023(令和5)年に向けた事業推進を図る。
大学においては、理工系大学トップランナーの一員としての評価確立を目指し、教育・研究の充実に努める。AI、IoTによる急速な社会変化のなか初等中等教育の改革や18歳人口の減少を踏まえ、主体性を涵養する初年次教育の導入、先進的な情報教育への転換を図るほか、アクティブラーニングなどの手法を取り入れ、学生が能動的に学べる特色ある教育の充実、大学院改編を推進する。またアセスメントポリシーの実質化、IRデータの活用、ものづくり環境の充実のほか、社会人教育やグローバル化、また研究の重点化や積極的な社会貢献の推進に加え、環境の変化に対応するキャリア支援・就職支援を図る。
中学校・高等学校では、新学習指導要領への準備と大学入学共通テストの動向を踏まえた進路指導、学習指導体制の見直しなど高大接続改革への対応に努める。収支改善ではサポート募金拡充や経常費削減を図る。理工系学園における中学校、高等学校の特色を軸にした中長期課題の確実な達成を目指す。
財政健全化では、千住5号館の減価償却引当増による財政バランスの赤字化、支払資金の継続減少という厳しい局面に対応すべく、人件費を含む聖域なき経費削減を推進する。一方、外部研究資金獲得や休退学者の縮減を継続するとともに各種補助金の獲得を目指す。修学支援新制度等に対応するとともに、自立性の高い財政運営の具現化を図る。
その他、キャンパス計画の推進、情報システムや施設・設備の更新、創立110周年を迎えた校友会との一層の連携強化などを図る。
今日実現が望まれるSDGsやイノベーション、Society5.0は様々な分野の融合が前提であることを踏まえ、従来の手法に捉われない学生の動機からの知の創造や「ものづくり」の教育・研究において先導的役割を果たしていきたい。本学園は学生・生徒主役を旨とし見える化を推進、職場の満足度を高め新たな取り組みに挑戦し続ける文化を継承、特色ある教育・研究を推進、運営体制の強化を図り輝き続ける強い学園の実現を目指す。

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