2021.06.18
6月23日(水)~8月11日(火)の間、全5セッションが開催されるAdobe社主催のワークショップ「XD Training Camp」に、本学未来科学部情報メディア学科4年、直原寿々花さんが講師として登壇します。
「XD Training Camp」は、Webアプリケーションのプロトタイピング(試作)などに用いられているAdobe XDの使い方が学べるワークショップです。直原さんは、7月28日(水)18:30~19:45、【Camp Day 4:コンポーネント編】に登壇。このセッションでは、XDの肝であるコンポーネントの概念を理解した上で、効率的にプロトタイピングするためのXDファイルの作り方や、コンポーネント機能を生かしたインタラクションの作り方などについて解説する予定です。「XD Training Camp」の聴講は、大学生はもちろんのこと、大学の教職員、中学校や高校の生徒/教職員、また一般の方も可能です。詳細は下記のAdobe社からの案内をご覧下さい。
また、8月からAdobe XDを使ったデザインコンペ「College Creative Jam 2021」がスタートします。昨年開催された「College Creative Jam 2020」では、本学から計28チームが参加、1チームが8位に入賞しました。今年も本学学生の奮闘を期待して、総合メディアセンターからも「College Creative Jam 2021」を案内中です。
東京電機大学では、総合メディアセンターが窓口となって、Adobe Creative Cloud包括契約学生オプションを締結しています。本契約により、学生は教室に設置されたPCでAdobe製品を利用するのはもちろんのこと、個人所有のPCにXDなどをインストールし、自宅で授業課題に取り組めるようになったほか、サークル等での自主的な創作活動においてもAdobe製品を気軽に利用できるようになりました。本契約にあたっての背景はAdobe社のホームページでもご紹介いただいております。コロナ禍で様々なことが制限されている状況下ではありますが、本学総合メディアセンターは今後も学生の学ぶ環境やスキルアップ向上を支援していきます。
未来科学部情報メディア学科/大学院未来科学研究科情報メディア学専攻 井ノ上寛人助教の授業「IT最前線」では、企業の第一線で活躍されている技術者や研究者を講師にお招きしています。5月7日の授業では、Adobe社のエデュケーションエバンジェリストにご講演いただきました。その内容は同社のホームページでもご紹介いただいております。また、井ノ上助教の授業「インタラクティブメディアとデザイン」では、Webフロントエンド技術を学ぶ一環として、 HTML、CSS、JavaScriptのコーディング/プログラミング演習のほか、Adobe XDなどを活用するデザイン演習を実施しています。
私の専門は、一級の感性を持つデザイナやクリエータ、マーケティングの担当者が直感的に実践してきた領域に科学的再現性がある手法の導入を目指す「感性工学」という学問です。Webアプリやゲームなどを開発する上では、機能の精度/性能のほかに、機能性に包含される使い易さ(usability)やその使用体験(user experience)を通じた感性的な満足感も重要な設計要素となり得るため、エンジニアには機能を実装する力だけでなく、デザイナと連携して機能の使い易さについて考える力が求められます。Adobe XDなどのデザインツールの活用は、本学が目指す「技術で社会に貢献する人材の育成」に大いに役立つと考えています。