2017.02.15
学校法人東京電機大学
東京電機大学(学長 安田浩)では、2月25日(土)10:30より、東京千住キャンパス1号館1階100周年ホールにて、平成28年度「丹羽保次郎記念論文賞」授賞式を開催いたします。
丹羽保次郎記念論文賞は、初代学長である故丹羽保次郎博士の功績を記念して、昭和52年より電子通信工学関連分野(情報工学等の関連分野を広く含む)に属する大学院生を中心とした若手研究者の優れた論文に授与するもので、今年で40回目を迎えます。今回の受賞者を含めて、これまでの受賞者は本学以外にも東京大学や京都大学などの国立大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの私立大学から合計79名になります。
今年は11篇の応募の中から、丹羽保次郎記念論文賞審査委員会(委員長 安田浩学長)による厳正な審査の結果、下記の2篇の受賞論文が決定しました。
当日は「丹羽保次郎記念論文賞」以外にも学術振興基金賞として本学関係者を対象とする「論文賞」「教育賞」「発明賞」等の授賞式を行います。東京電機大学の学術振興基金※の取り組みを、ご取材賜りますようお願い申し上げます。
近藤 圭祐(こんどう けいすけ)
横浜国立大学大学院工学府工学研究院博士研究員
日本学術振興会特別研究員
Temporal pulse compression by dynamic slow-light tuning in photonic crystal waveguides
Physical Review A (vol.91,no.2)
(2015年2月)
フォトニック結晶導波路におけるスローライトパルスと信号光パルスが伝播中に交差する際に、スローライトパルスによるキャリアプラズマ分散効果で信号パルスを位相変調し周波数チャープを発生させるという新規な方法を考案し、実際14psの信号光パルスを約10分の1にパルス圧縮することに成功した。
徐 祖楽(じょ そらく)
東京理科大学助教
A 3.6 GHz Low-Noise Fractional-N Digital PLL Using SAR-ADC-Based TDC
IEEE Journal of Solid-State Circuits
Vol.51,no.11
(2016年7月)
デジタル位相ロック発振器を実現する上で電荷ポンプ型位相電別器と逐次比較型アナログデジタル変換器と組み合わせた独自の時間デジタル変換器を実現したもので、多方面での活用が期待される。
※ 「学術振興基金」は東京電機大学が設置する学内における教育並び研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。
■日時 平成29年2月25日(土)10:30 開始
■会場 東京電機大学東京千住キャンパス1号館1階100周年ホール
住所:東京都足立区千住旭町5番(北千住駅東口(電大口)徒歩1分)
■スケジュール 10:30~12:00 授賞式及び受賞者によるプレゼンテーション
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当 本田・秋山
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail keiei@jim.dendai.ac.jp
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