2022.02.04
<取材のご案内>
報道関係各位
学校法人東京電機大学
東京電機大学(学長 射場本 忠彦)は、このたび令和3年度 学校法人東京電機大学学術振興基金「丹羽保次郎記念論文賞」を決定しました。
「丹羽保次郎記念論文賞」は、本学の初代学長である故丹羽保次郎博士の功績を記念して、昭和52年(1977年)より電子通信工学関連分野(情報工学等の関連分野を広く含む)に属する大学院生を中心とした若手研究者の優れた論文に授与するものです。今年で45回目を迎え、これまでに92名(今回の受賞者を含む)が受賞しています。受賞者は、本学以外にも東京大学や京都大学などの国立大学、早稲田大学や慶應義塾大学などの私立大学からも選出されています。
今年度は9編の応募の中から、丹羽保次郎記念論文賞審査委員会(委員長 射場本忠彦 学長)による厳正な審査の結果、下記2編の受賞論文を決定しました。詳細は以下の通りです。
受賞者/所属(申請時):
綱田 錬(つなた れん)
北海道大学大学院 情報科学院 博士後期課程 修了(令和3年3月)
受賞対象論文および論文掲載誌:
Variable Flux Memory Motor Employing Double-Layer Delta-Type PM Arrangement and Large Flux Barrier for Traction Applications
IEEE Transactions on Industry Applications
(2021年7,8月・vol.57)
受賞事由:
電気自動車(EV)駆動用の可変磁力メモリーモータの実現に向けて、新構造の2層永久磁石を提案し、EV用途における課題が克服できることを実験によって明らかにしており、可変磁力メモリモータのEVへの利用に大きく貢献する研究である。
受賞者/所属(申請時):
白井 僚(しらい りょう)
大阪大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程 修了(令和3年3月)
受賞対象論文および論文掲載誌:
DC Magnetic Field Based 3D Localization With Single Anchor Coil
IEEE Sensors journal
(2020年4月・vol.20)
受賞事由:
白井氏は、GPSが使えない屋内環境下において、アンカーコイルによる直流磁界を微弱磁界検出センサーで検出する方式により10cm程度の分解能で3次元位置推定が可能であることを実験的に明らかにした。ロボット制御および介護支援等への応用が期待される。
※「学術振興基金」は学校法人東京電機大学が設置する基金であり、学内における教育並びに研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。
<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当 本田・多田・石井
TEL:03-5284-5125/FAX 03-5284-5180 e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
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