2017.11.08
日野雅司准教授が代表を務める株式会社SALHAUSが基本・実施設計を手掛けた「陸前高田市立高田東中学校」が、数ある応募の中から、2017年度グッドデザイン金賞に選ばれました。
受賞した高田東中学校の概要は以下の通りです。
陸前高田市立高田東中学校は、東日本大震災にて被災した3つの中学校を統合した新校舎です。学校機能の充実に加え、被災した住民の「地域の居場所」になる建築です。学校づくりのプロセスでは生徒や教員、地域住民と幾度ものワークショップを開催し、様々な希望や意見を受け入れながら設計・施工を進めました。図書室や多目的ホールをアクセスの良い大きなエントランスに配置することで、地域に開きやすい平面計画とし、いろんな場所で生徒の生き生きとした活動と広田湾が同時に感じられる校舎です。周囲の山並みに寄り添うような、カテナリー状の木の屋根並みは、復興のシンボルとして長く地域に親しまれ続けることを願っています。