No.39 【TDU新キャンパス創設だより】

2011.06.20

【はい、創設本部です】

○ 工事の進捗状況

東京千住キャンパスの建設工事は、当初の予定通り進捗しています。
現在は、各建物で内装工事及び設備工事を進めており、キャンパス中央を通る区画街路12号線を跨ぐ2本のブリッジ工事の柱脚部基礎工事及び地上躯体工事を進めています。
引き続き、各建物で内装工事及び設備工事を進めるとともに、順次外構工事を開始する予定です。 1号館(W棟):内外装工事、設備工事及び大階段の地上躯体工事を進めています。
2号館(N棟):内外装工事、設備工事を進め、北側商業代替地と隣接するコミュニティ通路の外構工事を開始しています。
3号館(E棟):厚生棟部分及び学生会館部分の内外装工事を進めるとともに、体育館部分の地上躯体工事及び屋根鉄骨工事を開始しました。
4号館(S棟):内外装工事及び設備工事を進めています。
ブリッジ工事:柱脚部の基礎工事及び地上躯体工事を進めています。

内装工事及び設備工事20110520

施工状況

【トピックス】

○ ステークホルダー(卒業生・保護者・学生)への説明及び現場見学会を実施しました

5月21日(土)開催の校友会総会で、加藤理事長より東京千住キャンパスの創設について説明をされました。また、5月28日(土)開催の後援会総会では、新キャンパス創設本部より東京千住キャンパスの概要等について説明を行ないました。
なお、同日5月28日(土)には、雨天の中、東京神田キャンパス学生団体代表者(計21名)を対象とした現場見学会を開催し、3号館(E棟)学生会館を中心とした学生厚生施設 (部室,食堂,ラウンジ他)を案内しました。参加した学生は、東京千住キャンパスでの課外活動のイメージがより明確になったようです。

現場見学会

○ 入試センター主催の各行事で説明及び現場見学会を実施しました

6月4日(土),6月7日(火)開催の高校教員対象の入試説明会で東京千住キャンパスの概要等について説明を行ないました。また、6月4日(土)は、希望者 45名の現場見学会を行ないました。昨年よりも多くの高校教員にお越しいただき、東京千住キャンパスへの関心の高さを実感しました。
6月12日(日)のオープンキャンパスでも同様に、東京千住キャンパスの概要等について説明を行ないました。当日は、完成予想模型を展示し、多くの来場者(高校生及びご父母)にご覧いただきました。

入試センター主催

【教室はインテリジェント】(こんなにすごい新キャンパス シリーズ3)

突然クイズ。「学校で一番使う人が多い部屋はな~んだ?」。答えは「教室」。
実は、東京神田キャンパスで教室が最も多い7号館は、各階一斉空調で、教室ごとの温度調整やオンオフがきめ細かくできません。特にこれからの冷房では、人数の多い教室では、「あつ~い!もっと気温を下げて!」。逆に人数の少ない教室では「さむーい。気温上げて」が混在してしまいます。寒い教室の最後の手段は、"窓開け"。カーテンが風でバタバタ舞っているのを見たことありませんか? 電気がもったいないですね。
新キャンパスではそんな心配はいりません。まさに"インテリジェント"な最先端の省エネ技術がフンダンに取り入れられているのでありま~す。今回はスグレものの設備をご紹介します。

<その1>高効率エアフローウインドウシステム!

窓は二重窓。でもガラスとガラスの間に単に空気層があるだけではありません。この空気層に教室の排気を通して、教室の排気を利用して窓から侵入する熱を一緒に排出しようという一石二鳥の仕組みなんです。さらにその空気層には、太陽の動きを自動追尾して羽根の角度を自動的に変える電動ブラインドが入っているのです。これで太陽光を利用しながら、日射熱を効率よく遮断しようというわけです。これで冷房効率が格段に上がるんだそうです。

高効率エアフローウインドウシステム

<その2>センサで省エネ

また教室では、誰もいないのに電気がつけっ放しだったり、授業でも前の方に座っているのに電気が全部ついていたりとエネルギーを無駄に使用していることがありますよね。空調についても、一人しかいない教室と200人いる教室で同じように冷暖房しては効率が悪いですよね。
そこで、新キャンパスでは、明るさセンサ、人感センサ、CO2センサ、出席管理システムなどを駆使して、「必要なとき、必要な場所に、必要な分だけの照明・空調」(リンカーンみたい!)を行えるよう工夫したそうです。誰もいない教室の省エネを図るのは当然です。センサを駆使して省エネ推進ですね。

センサで省エネ

<その3>情報システムとの連動は当たり前

教室の使用スケジュールはもちろん、IDカードを使って教職員の入退室は一目瞭然。これで在室管理を行なって、空室時には空調や照明を自動的に停止できるようになる仕組を採り入れています。つまり情報システムと設備を連動させ停止し省エネ推進ですね。
節電効果も期待でき、しかも居心地よさそう。インテリジェントなシステムを早く体験してみたいです。

情報システムとの連動


【編集後記】
○ 「行く春や 鳥啼き魚の 目は泪」
元禄2年(1689年)、松尾芭蕉が江戸を起つ際に詠んだ句です。
○ その場所が千住でした。当時、千住は日光街道第1の宿場町で、千住大橋は江戸と外との区切りという象徴的な意味がありました。芭蕉も千住で、ここまで送ってきた親しい人達と別れを告げ、東北・北陸へと旅立っていきました。
○ 芭蕉が約半年間の旅の間に詠んだ句は「奥の細道」として現在まで親しまれておりますが、東京電機大学が新たな100年を千住の地で始めることも何かの縁でしょうか。これから東京電機大学が後世に何を残していくのか、ご期待ください。
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