2008.12.05
去る11月29日(土)、全教職員を対象に「新東京キャンパス(仮称)建設についての説明会」を、神田キャンパスで開催しました。テレビ会議システムを活用し、全キャンパスから教職員約200名が出席しました。熱心な質疑が行われ、教職員の新キャンパスへの熱い思いを感じた次第であります。
なかでも私が特に嬉しく感じたのは、10月末に、複数の著名な設計事務所の中から、株式会社槇総合計画事務所にマスターアーキテクト(設計者)をお願いできたことでした。代表の槇文彦先生は、日本を代表する建築家で海外での業績も多く、幾多の重要な賞を受賞されています。最近では、アメリカのワールドトレードセンター、幕張メッセ、教育・研究機関では、MITメディアラボ、国立国語研究所、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスなどの設計をなされ、国内外より高い評価を得ておられます。
マスターアーキテクトは、建物や空間の構成、デザイン等のルールを設定し、敷地全体ばかりではなく、街のデザインをも決定していく重要な役割を担っております。創立以来の100年の歴史と伝統、次の100年に向けた夢を形にして頂ける、力強い味方を得た思いがしています。
現在、学内では教育・研究、管理運営などの各種検討委員会で、また設計事務所においても鋭意検討を進めて頂いています。是非、本学らしい素晴らしいキャンパスを実現したいと考えております。
本日は11月29日(土)の東京電機大学卒業生懇親会、ホームカミングの集いについてお話したいと思います。この企画は、5年ごとの卒業生をお招きし、大学の現状を報告し、卒業生同士あるいは教職員と親しく懇談していただくものです。本年は、昭和18年から平成15年までの卒業生約400名が出席くださいました。特に昭和33年の卒業生は80名と多数出席していただきました。卒業生の皆様と親しく懇談させていただき、大企業において製造・開発に携わってきた方から、本学の教職員を含め広く教育・研究に携わっている方、また市会議員、議長まで務められている方にもお目にかかりました。
本学は1907年、廣田精一、扇本真吉両先生が、日本の科学技術立国を目指して創立された電機学校から発展してまいりました。横河電機製作所の創業者の横河一郎氏、カシオ計算機株式会社の樫尾俊雄会長も電機学校の卒業生です。このように起業家もたくさんおられます。本学卒業生を中心に経営に携わる方の集まり「東京電機大学経営同友会」も組織されご支援いただいています。また昨年の創立100周年では、樫尾俊雄様に日本の科学技術、特に電機情報産業への貢献に対して本学の名誉博士号を贈呈致しました。
このようにこれまでの日本の科学技術立国を、本学の19万人を越える卒業生が支えてきたことを実感できました。平成24年からは足立区に移転いたします。卒業生の皆様からもご支援の言葉を頂きました。新しいキャンパスでは、是非地域の皆様にも東京電機大学の教育・研究にご理解ご支援いただき、新しい産業を立ち上げる場合にお役に立ちたいと思っております。
前回お知らせした足立区広報番組「情報キャッチ!!好きです。あだち」で4大学が登場する新春特別番組の取材が11月27日(金)にありました。番組は45分程度で1大学10分弱。たかが10分と思われるでしょうが、撮影は結構時間がかかるもので、足立区広報担当の方を始めクルーは9:30に集合。学長インタビュー、校舎概観、講義、実験、メディアセンターなどの様子を撮影し、解散したのは16時過ぎでした。
「TDUらしい良い映像が撮れました!」と言っていただけました。今後、錦祭の時の事前取材の映像も含め編集作業に入るそうです。あいにくの雨で寒い中でしたが、クルーの皆様、お疲れさまでした。また当日ご協力いただいた学生・教職員の皆様、本当にありがとうございました。番組で少ししかでなくても勘弁してくださいませ!
(経営企画室)
「東京足立伝説」という落語があるのをご存知ですか? 「はじめに足立区ありき」と神様がのたまい、アダとチクを創って足立区に住まわせたというスケールの大きな創世記。その後裔が都会を求めて旅立ち、様々な経験をしてやっとたどりついたと思ったら、そこはなんと足立区だったという荒唐無稽なお話。
これは三遊亭圓丈の新作落語。昨日NHKでの放送をたまたま加藤理事長がご自宅で見て、大変タイムリーな話と感激(?)したそうです。(但し早朝5;15からの番組でしたので、見た方は少ないと思います) 三遊亭圓丈は足立区六町在住。落語家のウェブページを見る機会も少ないと思いますので、ご案内。ただし、どうすればこの噺がきけるかはわかりません。お後がよろしいようで♫
三遊亭円丈落語の世界 ⇒ http://enjoo.com/rakugo/
【編集後記】
先日、風邪をひいてしまい医務室に薬をもらいにいきました。そうしたら、風邪ならいいけど、新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)は何時発生してもおかしくない、というのが医学会の常識という話をききました。おお怖い。「うがい」「手洗い」「マスク励行」そして予防接種も早く受けるようにとのこと。そういえば近所のコンビニでは店員みんなマスクをしています。風邪引いたのかな?と思っていましたが、新型インフルエンザ対策だったのか!?ちなみにマスクはガーゼでなく不織布のサージカルマスクをしてくださいとのことでした。皆さん体調には気をつけてください。
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