西バルカン地域中小企業メンター制度強化 招へいプログラム(5/24)

2023.05.29

西バルカン諸国政府・公的機関職員が「かけはし」を訪問!

2023年5月24日(水)に、足立区からの依頼により西バルカン諸国政府・公的機関職員9名が創業支援施設「かけはし」の視察に
訪れました。
当日は足立区役所で創業支援施策の説明等を受けた後、創業支援館「かがやき」を視察、その後「かけはし」を訪れ、地域連携
担当による大学及び「かけはし」の紹介後、施設見学を行いました。
限られた時間ではありましたが、施設内を写真に収めたり創業支援に関する質問を熱心にされている姿が印象的でした。
最後は代表の方よりCRC堀事務部長に記念品が贈呈されました。

   大学及びかけはしの紹介

      施設内を見学

 インキュベーションオフィスを見学

CRC事務部長に記念品が贈呈された

西バルカン地域中小企業メンター制度強化 招へいプログラム概要

【背景】
 事業対象の4か国(セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、北マケドニア)は、欧州連合(EU)の制度をモデルとして中小企業の競争力強化を目的とした政策や制度の整備を進めてきました。一方で、実施面においては中小企業支援機関の体制、金融支援以外の支援メニューの強化や実施体制の強化が必要となっています。国際協力機構(JICA)は日本の経営指導員の経験を活かし、中小企業に対して企業診断やアドバイザリー活動を行う「中小企業メンター制度」の構築と定着を目的とした技術協カプロジェクトをこれらの地域で2008年から実施してきました。現在実施中の「西バルカン地域中小企業メンター制度強化」事業は、過去10年以上に渡る協力の成果を発展させ、対象国間の連携を促進することを通して、域内全体でメンタリングサービスの品質・スケールや持続性を高めていくことを目指すものです。
【研修】
 今回の訪日は、各国でメンター制度の運営・推進実務を担っている人材を日本に招き、「日本における経営指導・相談の制度や運営・管理手法を学び、対象各国でメンタリングサービスの強化・普及促進やメンタリングサービス利用拡大に向けた広範囲なサービス開発に生かす」ことを目的とした講義・視察プログラムです。(JICA技術協力事業)