2018年度神山治貴海外留学奨学金壮行会・報告会を実施しました。

2018.07.27

2018年7月26日(木)、東京千住キャンパスのカシオホールで「神山治貴海外留学派遣奨学金奨学生壮行会・報告会」を開催しました。

奨学金を設立してくださった神山治貴名誉博士を始め、アメリカのアーカンソーテック大学に約1年間留学した工学研究科情報通信工学専攻1年の松島勲旺さん、これからアメリカのフェアモント州立大学に留学する未来科学部建築学科4年の平田夢菜さんと情報環境学部情報環境学科4年の東裕貴さん、また、安田浩学長や学内の関係教員・候補生を含む26名の出席者がおり、過去最多人数の壮行会・報告会となりました。

まず、神山名誉博士からは、奨学金の設立にあたる思いが語られました。学長賞を受賞した優秀な学生にコミュニケーション力を身に付けてもらいたいこと、留学後に他の学生に良い刺激を与えてほしいこと、学内だけに止まらずグローバルに活躍し、社会の中でリーダーとなり模範となるような人に成長してもらいたいというお話がありました。神山名誉博士が取締役代表を務めている、株式会社マクニカでの具体的なエピソードを交え、仕事の能力のみならず、発信する力、チームをまとめていく力の重要性について説明してくださいました。

次に、安田学長からは留学後の過ごし方についてお話がありました。留学に行っただけで終わらせず、周りに良い影響を与えられるようになってほしいという思いが伝えられました。学長自身が初めてアメリカに行った時の経験談から、これから留学する人には、日本にいるだけではわからないことや実際に自分の目で見てみないとわからないこと等を見て、体験することで知識と経験を増やし、コミュニケーション能力を上げてもらいたいというメッセージがありました。

帰国学生の松島さんは、神山名誉博士や学長の言葉を受け、千住キャンパスとアーカンソーテック大学の違いや宗教に対する考え方の違い、他国の文化について知識を深める中で、自国の文化の良さを再認識したことを説明しました。また、学習面については教書の読む文量の多さ、エッセイを書くことの大変さやグループで学ぶ大切さも学んだという話がありました。どんな経験も大切であり、自分の思いを伝えようとすることが非常に重要であったということを発表しました。

派遣学生の東さん、平田さんからは、現在東京電機大学で学んでいる内容、フェアモント州立大学で履修を予定している科目、今までの語学学習への取り組み、留学後目標とすること等が語られました。

最後に、平栗統括副学長から派遣学生の二人に向けてメッセージが送られました。大学院生のときの留学を思い出すと困難であったことばかりを思い出すので、そういった状況から英語力や対話力が磨かれるという話があり、知識は万国共通なので、ぜひ活かして友人を作り沢山の経験を積んでくださいという励ましの言葉が送られました。

今回の壮行会・報告会を経て、帰国学生には、今後も周囲に良い影響を与えることができるように、派遣学生には、これから留学先で様々な経験を積み、より一層成長して帰国してくることを期待しています。