第104号　学園中長期計画達成にむけて」

　入学式が各校で挙行されました。新入生を迎え、明治、大正、昭和、平成そして「令和」に続く学園の歴史と伝統、また責任の重さを感じた次第です。

　さて、去る3月23日の理事会で引き続き理事長職を拝命しました。学園の発展に努める所存ですので、何卒よろしくお願い致します。

　学園中長期計画は、学園事業の推進や社会情勢の変化を踏まえ、後半5年に向けた改訂を行いました。前半では全学的改編、東京千住5号館竣工、ものづくりセンター開設、情報環境学部他の千住移転など大型事業を推進しました。後半は学長のもと大学改革が進捗しつつありますが、国等の補助金減少、大都市の定員制、18歳人口の継続逓減、財政等の新たな課題も顕在化し、学園を巡る環境は依然厳しいものがあります。

　こうした状況を踏まえ、大学では教育、研究面において「理工系大学のトップランナーの一員として評価される」べく特色ある取り組み推進等を、中学校・高等学校では、将来計画（2013（平成25）年策定）を継承しつつ東京電機大学との連携強化を、財政面では補助金増減に影響されにくい財務体質の強化等を推進します。

　本学園は私立の教育・研究機関として、特色ある人材育成と研究推進、自立した運営体制の確立を図ります。教職員は学生・生徒主役を旨とし、数値目標を踏まえ、新たな取り組みに挑戦し続ける文化を尊び、輝き続ける強い学園の実現を目指していきたいと存じます。

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