第100号　「学園創立110周年を迎えて」～チームで役割意識を持ち最高の教育を～

　平成29年9月11日に、学園創立110周年を迎えました。創立者、先輩諸氏に感謝するとともに、次の100年に向け決意を新たにした次第であります。

　さて、私は常に教職員に以下の事をお願いしています。つまり全員が「建学の精神、教育・研究の理念の実現を目指す、高い志と高度な知識、倫理観、強い品格ある人間」、すなわち「東京電機大学人」であって欲しいこと。そして「本学を知り、本学で働き、仕事を楽しみ、そしてTDUを守って欲しい」こと。そうすれば学園の将来は明るいと私は確信しているのです。

　しかし現実には、教職員の役割意識の欠如、また組織全体が“ 学生ファースト” でなく、“ 自分ファースト” ではないかと思われることが多々あります。

　さらに、学園を巡る経営環境は急速に厳しくなり、財政健全化、入学定員の抑制、18歳人口の継続減少は喫緊の課題になっています。

　実は、こうした経営環境の激変時こそ、最大のチャンスと言えます。私たち教職員は「チームTDU」のメンバーであり、その目標は、「学生・生徒に最高の教育を提供する」ことです。チームメンバーは自らの役割を認識し、連携、コミュニケーションを図り、学園が一体となって経営課題に対応すれば、必ず解決できるのです。

　私は、TDUで働く全ての人の指針として「学園創立100周年宣言」、「東京電機大学人の基本姿勢」、「5つの行動規範」を掲げました。全教職員が、これを基本に職務に精励頂きたいと思います。

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