第89号　「本学と足立区が防災協力協定を締結 北千住駅前の防災対応力を強化」

　5月20日に本学と足立区は、「足立区と東京電機大学との大規模災害時における協力に関する協定」ならびに「避難所並びに帰宅困難者一時滞在施設に関する覚書」を締結しました。

　平成24年に開設した交通至便な北千住東口駅前に位置する東京千住キャンパスは、免震構造や大規模自然災害を想定した最先端の防災機能を兼ね備えた「安全・安心」なキャンパスです。現在、約5,000名の学生がキャンパスで学んでおり、さらに平成29年4月の新校舎開設を目指し、建設工事を進めているところです。

　一方、北千住駅は首都圏有数の乗降客を誇るターミナル駅で、東日本大震災のような大規模災害により交通手段がマヒすると、多くの乗降客が駅周辺に滞留することが予想されています。しかし、駅周辺には商店や住宅が密集しており、多くの帰宅困難者や近隣住民を受け入れできるような公的な広場や公園が少ないのが現状です。

　そこで今回の協定で本学は、主に常東地区（駅東側）の町会や自治会の近隣住民の受け入れ、公共交通機関の機能停止による帰宅困難者一時滞在受け入れ、本学学生及び教職員並びに足立区民との救援活動の相互協力等を行うことを明文化しました。

　当日は、近藤やよい足立区長が本学に来校され、相互に協定書に署名し協定を締結した次第です。この協定を機に、足立区との連携・協力体制をさらに強化し、地域防災力の向上と区民の安全確保に向け貢献していきます。

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