第62号 「寄付感謝の集いについて」

　6月22日に東京千住キャンパス寄付感謝の集いを開催しました。これは昨今の厳しい経済状況にも関わらず、平成25年3月に終了した東京千住キャンパス創設事業募金に、多大なご支援を賜った多くの皆様に感謝を表す会として開催した次第です。
　当日は約160名のご出席を頂き、寄付者顕彰式、寄付者銘板除幕式を行いました。また、多額のご寄付を頂戴した3名の方の施設ネーミングライツの顕彰・除幕式も執り行いました。誠にありがとうございました。
　さて振り返りますと、年史に記された最初の寄付者は創立者の廣田精一先生、扇本眞吉先生でありました。明治40年に創立された電機学校は、最初の卒業生わずか14名という小さな個人経営の学校でした。その後、創立者の尽力により生徒主役、実学尊重を掲げた先進的な教育が評判をよび、生徒が急増。学校のさらなる発展を強く願ったお二人は、まだわずかだった財団法人（今日の学校法人）の設立を英断されるとともに、多額の私財を寄付されたのでありました。これにより大正5年4月、電機学校は個人経営から文部大臣の許可を得た財団法人の経営に移り、「新しい久遠の命を吹き込まれた」（電機学校25年史）のでありました。
　私たちは、創立者をはじめとする寄付者の皆さまに深く感謝するととともに、学園を担う教職員の責務を真摯に受け止めたいと思うのであります。

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