第49号 「「平成24年度入学式 祝辞」(要旨)」

2012.04.30

 新入生の皆さん、並びに本日ご臨席のご家族・ご友人の皆様に、心よりお祝い申し上げます。
 本学園は、明治40年に工業教育の普及こそが日本の発展に必要と考えた廣田精一、扇本眞吉両先生により、社会の第一線で活躍できる技術者の育成を目指して創立されました。当初は生徒数わずかの小さな学校でしたが、「生徒第一主義」「実学尊重」「教育最優先」の教育方針が高く評価され、大きく発展。昭和24年に東京電機大学が設立されました。初代学長は、ファックスの生みの親であり、日本の十大発明家に数えられ世界的技術者であった丹羽保次郎先生です。「技術は人なり」という先生の名言は教育理念として脈々と受け継がれています。
 本学は、一貫して「技術で社会に貢献する人材の育成」を使命とし、日本の近代化に大きく貢献してまいりました。今日では、大学院、大学学部、高等学校、中学校に学生生徒総数12,000人を擁する理工系総合学園に発展、卒業生は既に約20万人を数え、高い評価をうけています。さらに、学園創立105年を数え、次の100年を見据えた新たな教育・研究拠点として、本年4月、北千住駅前に「東京千住キャンパス」を開設しました。
 皆さんは、このような歴史と伝統ある、そして進化する「東京電機大学の一員」となられたわけであります。大学はこれまでとは違い、自分を磨くのは自分自身です。これからの大学生活では将来のことをじっくり考え、様々なことに挑戦してください。皆さんは、人生の中でも、とりわけ貴重な勉学のための時間を手に入れられました。時間の経つのは想像以上に早いものです。本学で過ごすこれからの時間を最大限に生かし、自己研鑽に励まれ、学生生活が実り多いものとなることを期待しております。
 今後の皆さんの健闘を祈り、私の祝辞といたします。

「平成24年度入学式 祝辞」(要旨)

☆☆☆理事長メッセージ 第49号(2012.4.30)☆☆☆
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