2009.05.29
5月22日(金)にフォーミュラSAEプロジェクトの学生のプレゼンテーションがありました。
フォーミュラSAEとは、アメリカ自動車技術協会が主催するエンジニア育成のための教育プログラムです。世界各国の学生が車両を製作する会社を仮想的に運営し、その性能やコスト、プレゼンテーション等を競い合い、工学にとどまらない能力の育成が目的です。世界の大学が注目し、非常に高いレベルを誇っています。本学では2002年に、元ホンダF1チームに所属されていた佐野客員教授を中心に学生が自主的にチームを立ち上げ、2005年のオーストラリア大会では、日本初の総合4位を収めた実績があります。
当日はチームリーダーの理工学部の永井君と吉津君が来室し、昨年のドイツ大会での成績とそこから得た教訓、それを生かした新車両開発のコンセプト、また課題について説明がありました。今年はエンジンの自作など新機軸を含む画期的な内容で、古田学長からの技術的質問にも堂々と答えている様子に、「世界一を目指す」というチームの熱意と自信を感じました。
私は、自分達で目標を設定し、実現方法を考え、課題にぶつかりながらもチームでものを作り、マネジメントしていく姿は、「実学尊重」「技術は人なり」に直結していると感じました。これはまさに企業の研究開発(R&D)に相当します。本学のキャンパスでこうした体験をしている学生がいることを、大変嬉しく感じました。教育とは、“教え”“育てる”と書きます。この学生達は確かに“育っている”。何より学生達の目の輝きがそれを物語っていたと感じました。
東京電機大学フォーミュラSAEプロジェクト:http://tdu-card.jp/
☆☆☆理事長メッセージ 第2号(2009.05.29)☆☆☆
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