安田学長 米民生技術協会(CTA)に殿堂入り

2017.11.20

東京電機大学学長・安田浩教授
米民生技術協会(CTA)に殿堂入り
~2017年度「The Consumer Technology (CT) Hall of Fame」に選出~

東京電機大学学長・安田浩教授は11月7日、米民生技術協会(※)より、2017年度の「The Consumer Technology (CT) Hall of Fame」の1人に選出されました。
「CT Hall of Fame」は、2000年に米民生技術協会が創設した科学技術の発展に貢献した人物を称える“栄誉の殿堂”で、今年度は安田教授を含め、世界から新たに12人が選出されました。
同協会は、安田教授を「デジタル・マルチメディアの先駆者」と讃え、殿堂入りの理由として、同教授が1980年代からJPEG専門委員会の“生みの親”のひとつでもあるISO SC2/WG8の招集者としてJPEG-1の標準化に重要な貢献を行ったこと、また1990年代には、多数のマルチメディアのコーディングをまとめてJPEG-1、およびMPEG-1、MPEG-2を採択した委員会ISO/IEC JTC1/SC29の議長を務め、数々の国際マルチメディア技術の標準化を成し遂げ、家庭用のデジタルカメラ(ビデオ)の導入と普及にリーダーシップを発揮したことをあげています。
11月7日、ニューヨークでの祝賀会で、安田教授は「これらの技術によって、SDカードの機能が強化され、データ量が圧縮された。デジタルカメラを使う時や、ビデオを見るときに思い出して欲しい」とコメントしました。
なお、過去には日本人では井深大、盛田昭夫、松下幸之助、最近では舛岡富士雄(半導体フラッシュメモリー発明者)などの方々が殿堂入りをしています。

※米民生技術協会(CTA:The Consumer Technology Association):米国の消費者向け技術業界を代表する団体。

【略歴】安田浩 工学博士
1972年 3月:東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了
1972年 4月:日本電信電話公社入社
1996年 10月:米国テレビジョンアカデミー「エミー賞」
1997年 4月:東京大学 教授
2007年 4月:東京電機大学 未来科学部 教授
2007年 6月:東京大学 名誉教授
2009年 春:紫綬褒章
2011年 4月:東京電機大学 未来科学部長
2011年 10月:平成23年度工業標準化事業表彰「内閣総理大臣表彰」
2012年 8月:[(ISC)2]Harold F. Tipton Lifetime Achievement Award
2012年 11月:高柳記念賞
2016年 4月:東京電機大学 学長

<本件に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当 本田・秋山
TEL:03-5284-5125/FAX 03-5284-5180  e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 https://www.dendai.ac.jp/