ロボット・メカトロニクス学専攻の椿さんが「QCAV2021」で受賞

2021.06.03

5月12日から14日にオンライン開催された、国際学会「Quality Control by Artificial Vision 2021」にて未来科学研究科 ロボット・メカトロニクス学専攻の椿綾介さんがBest Paper Awardを受賞しました。

受 賞 名
Quality Control by Artificial Vision 2021
Best Paper Award
受 賞 者
未来科学研究科 ロボット・メカトロニクス学専攻
椿綾介さん(修士2年)
受賞発表名
Vision-Based Classification of Mosquito Species: Data Augmentation by Background Replacement for Convolutional Neural Network-based Species Classification of Smashed Mosquitoes
所属研究室
知能機械システム研究室(中村明生 教授)
受 賞 日
令和3年5月14日
参   考
QCAV2021(学会のページへ)

受賞者のコメント

Quality Control by Artificial Vision(QCAV)にてBEST PAPER AWARDを受賞させていただきました。
本研究は、感染症を媒介することで人間を最も死に至らしめている生物である蚊を対象にした研究です。感染症被害を抑えるために、スマートフォンなどのカメラで蚊の種を識別し、その種が媒介する感染症を提示するアプリケーションの開発について取り組んでいます。その中でも私の研究は、潰れた蚊の画像を深層学習で識別する際に、画像枚数の確保が難しいという問題に注目しました。このため、深層学習で画像識別する際に必要となる、良質かつ大量なデータセットを構築するための画像拡張手法について提案しました。
共同研究先の先生方から貴重な蚊を提供していただき、指導教員をはじめ研究室内の皆さまと日々議論を進めていくことで挙げられた研究成果を、国際学会という場で多くの人に評価していただいたことを大変嬉しく思います。研究を支えていただいた皆様に心から感謝申し上げます。
今後もより一層精進し、研究を発展させていきます。

受賞時のスクリーンショット