2018.04.23
2月18日から19日に東京千住キャンパスにて、SECCON 2017国際決勝大会が開催されました。このSECCON(Security Contest)は、東京電機大学の安全・安心教育の一環として本学が共催をしている日本最大のセキュリティコンテストです。本学では今年で6回目の開催となり、有名なイベントとして定着してきました。
大会はセキュリティに関わる第一次予選をインターネット上において世界中で実施、優秀な成績を収めたチームが参加する決勝大会を本学で開催しています。2017年度は、第一次予選で世界102ケ国から1,028チーム、4,347名が参加しました。このオンライン予選を勝ち抜いた13チーム、昨年度の優勝チーム、アジア地区の別のCTF(Capture The Flag)大会優勝者の2チームを招いて、15チームで開催されました。
決勝は大会事務局が設定したネットワーク&システムに対し攻撃を仕掛け、所定の結果を得ると加点される仕組みで獲得した点数の多寡で競われました。昨年の優勝は韓国チームで、日本は惜しくも4位でした。今年こそはメダルを狙って欲しいと祈っていたところ、日本の1チームが第3位を獲得し、世界に仲間入りできることを示してくれました。
この大会の特徴は、主催者側の問題が深く考えられ、かつ時宜に合った形で作られているために、最新のセキュリティ技術を駆使しなければ解答できず、問題を見てから臨機応変に攻撃手法を選択し、その場で適切なプログラムを書いて実行しなければならないことです。このため、参加者の発想力、プログラムデザイン力、チーム内での役割分担を適切に自覚して各人が貢献するチームワークが高くなければ良い成績は上げられません。正に「実学尊重」、「技術は人なり」が問われる場となります。
本大会を学内で開催することで関心を高め、いずれは本学学生から優勝者が出るように学生の意識と実力を高揚していきたいと考えています。
☆☆☆学長メッセージ 第15号(2018.4.20)☆☆☆
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