第12号「学長賞」

5月6日、東京千住キャンパス1号館3階カシオホールで、57名の学生へ学長賞の授与を行いました。この学長賞は、本学卒業生の神山治貴名誉博士（マクニカ・富士エレ ホールディングス株式会社 取締役会長）よりご寄付のお申し出があり、その一部を充てて成績優秀な学生を表彰するために、平成12 年に創設されました。

　以来、本年の受賞者57名を含め総計1,473名の学生さんが受賞しておられます。本学は「技術で社会に貢献する人材を育成」することを使命としております。本学卒業後、技術者として社会貢献をして頂くためには、勉学に励み、専門性を高めることが必須であり、本受賞を契機に、受賞された方々がさらに専門性を高める努力をして頂くことを期待しております。

　昨年からは神山名誉博士より新たなご寄付を頂き、グローバルに活躍する学生を育成するための奨学金制度を創設いたしました。学長賞授与式の当日、神山名誉博士にご来駕頂き新たに創設された「東京電機大学神山治貴海外留学派遣奨学金」の趣旨をご説明頂きました。また、神山治貴海外留学派遣奨学金の第1 期生が、留学結果を披露しました。神山名誉博士の意図通りに、刮目する成長ぶりでした。

　神山名誉博士はご自分の会社経営の体験から、いかに国際性を身につけることが重要であるか、国際性とは外国の言葉が話せるということのみではなく、その国の文化・習慣を併せて体感することが最も大事なことと力説され、その体験を支援したいとのお話を常々されておられます。

　この賞を通じて、学長賞を受賞した優秀な学生の国際性を伸ばし、学長として東京電機大学の国際性に磨きをかけることに更なる努力をいたします。

---