2017.03.20
2月25日、学校法人東京電機大学 学術振興基金丹羽保次郎記念論文賞の授与式を挙行しました。この賞は丹羽博士の功績を記念して昭和52年に設けられ、以来40年間、丹羽博士の専門である電気通信関連分野に籍を置く大学院生を中心とした若手研究者の優れた論文を対象に賞を授与するものです。
平成28 年度も電気通信関連学会論文誌に掲載された、優れた論文11編の応募がありました。学外審査委員を含む審査委員会で厳正な審査を行った結果、2編の論文が受賞に値するとして選考されました。1編は「スローライトパルスのキャリアプラズマ分散効果による信号パルス変調方式」を新規に考案した、横浜国立大学大学院工学研究院博士研究員 近藤圭祐氏(27歳)の著した論文で、もう1編は「デジタル位相ロック発振器低雑音化のための新構想の時間デジタル変換器」を考案した、東京理科大学助教 徐祖楽氏(33歳)の著した論文でした。
受賞後の論文内容紹介において、両氏とも非専門家を中心として60名ほどいた出席者に簡潔かつ平易にご説明になり、見事に「技術は人なり」を体現されました。受賞者お一人の恩師は、初期の頃にこの丹羽記念論文賞を受けられておられるそうで、賞が人を作り、その人が素晴らしい人を育てるという感動サイクルを実感させて頂きました。
優秀な若手研究者が登竜門とするほどの権威を持つ丹羽保次郎記念論文賞を誇りに思うとともに、この賞を生み育てた関係者の方々に心から敬意を表します。
☆☆☆学長メッセージ 第10号(2017.3.20)☆☆☆
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