第3号「学長賞について」

　5月7日に、東京千住キャンパス1号館3階カシオホールにおいて、57名の学生へ学長賞の授与を行いました。この学長賞は、本学卒業生の神山前理事（マクニカ・富士エレホールディングス株式会社取締役会長）よりご寄付のお申し出があり、その一部をあてて成績優秀な学生を表彰するために、平成12年に創設されました。以来、本年の受賞者57名を含め累計で1381名の学生さんが受賞されています。本学は「技術で社会に貢献する人材」を育成することを使命としております。卒業後、技術者として社会貢献をして頂くためには、勉学に励み専門性を高めることが必須であり、本受賞を契機にさらに専門性を高める努力をして頂くことを、期待しております。

　本年からは、神山様より新たなご寄付を頂き、グローバルに活躍する学生を育成するための奨学金制度を創設いたしました。学長賞授与式には神山様にご来駕頂き、新たに創設された「東京電機大学神山治貴海外留学派遣奨学金」の趣旨をご説明頂きました。神山様はご自身の会社経営の体験から、国際性を身に付けることがいかに重要であるか、国際性とは外国の言葉が話せるということではなく、その国の文化・習慣を併せて体感することが最も大事なことと強調されました。また、この奨学金は学長賞を受賞した学生さんの国際性を伸ばす賞であり、積極的に海外留学へ挑戦されることを期待するとのお話でした。

　本奨学金の円滑運用をはかるため、外国の大学との関係を強化することを学長として努力いたします。

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