「イノベーション・ジャパン2018」出展報告

2018.11.01

8月30日~31日にかけて、イノベーション ・ ジャパン2018大学組織展示に出展しました。
2017年度に採択された「文部科学省 私立大学研究ブランディング事業」の実例として、本学研究ブランディング事業の中で実施している「高度なセキュアIoT医療機器システムの研究」に関する4つの研究について展示・発表を行ないました。


イノベーション・ジャパンは大学等の研究成果を展示紹介し、社会実装する目的で、大学と産業界とのマッチングをはかる国内最大規模の展示会です。
このイベントは大学組織展示と大学シーズ展示から構成されています。
大学組織展示には、電気電子工学科 植野教授、電子工学系 荒船准教授、情報システム工学科 宮保教授、小川教授が、本学研究ブランディング事業の中で実施している「高度なセキュアIoT医療機器システムの研究」に関する4つの研究について展示。8月30日には古谷 研究推進社会連携センター研究推進部長 先端機械工学科教授による、本学ブランディング事業についてのプレゼンテーションを行ないました。プレゼンテーション、ブースともに研究成果に興味をもつ企業や公的機関の方々にご来場いただき、とても賑わいました。
大学シーズ展示では、情報通信工学科 鈴木教授、電気電子工学科 佐藤准教授が出展。それぞれの研究成果を詳しくかつわかりやすく解説していました。

会場の様子

プレゼンテーションの様子

先端機械工学科 古谷教授

大学組織展示 展示内容

シート型センサ・生体情報測定システム(工学部 電気電子工学科 植野 彰規 教授)

ベッドのシーツとマットの間に生体電極シートを敷き、ベッドに横たわる人体の生体情報を、電極・センサを接触・装着させずに取得します。
開催期間中は、本学展示ブースにてデモを行ないました。

バブル型ウォーターパルスジェットメス(理工学部 電子工学系 荒船 龍彦 准教授)

腫瘍切除と機能温存との両立を可能にしたメス。レーザーを駆動源として高速に射出された微量の水は血管や神経を傷つけにくいという特徴を保ちながら腫瘍組織を破砕し取り除きます。

医療データベースにも対応可能なセキュリティ制御技術 (システムデザイン工学部 情報システム工学科 宮保 憲治 教授)

独自の高速暗号アルゴリズムを活用して、データを暗号化・分割・シャフリング・複製し、データ断片を複数のクラウドに、分散保管するネットワーク制御技術です。医療データベースにおいても、高いセキュリティ環境の構築が容易に実現できます。

IoTマシン向け低コスト大量データ転送技術(システムデザイン工学部 情報システム工学科 小川 猛志 教授)

最新の通信サービスであるLPWANと一般ユーザのスマートフォンのリソースを活用することで、屋外に設置するIoTマシンの遠隔ソフトウェア更新やログ情報収集等の大量データ転送を、極めて低コスト・低消費電力に実現する技術を展示します。

大学シーズ展示 展示内容

[防災] 集団移動ロボットの被災地情報収集への応用(工学部 情報通信工学科 鈴木剛 教授) 

[ナノテクノロジー]機能性ナノ粒子で創るグリーンエネルギー 工学部 電気電子工学科 佐藤慶介 准教授