第31号　「理想の学園づくり挑戦の年」

　新年明けましておめでとうございます。
　さて昨年は坂本龍馬、秋山兄弟・正岡子規のテレビ番組が放送されました。私はそのなかで、船の場面が大変多いと感じました。船は、古い世界からの離別であり、新しい世界への憧れや、旅立ちの象徴であったような気がします。振り返りますと、私学経営は船と同様、生き残りをかけた航海といえます。私たち教職員は“ＴＤＵ号の乗組員”として全員がミッションに向かい、心をひとつに、各々の持ち場で全力を尽くすことが大切なのであります。

　私たちのミッションは、「技術で社会に貢献する人材の育成」であります。そのために日々仕事をしているのであります。そして仕事の本質は、「人の役に立つこと」といわれます。

　学校でいえば、教職員が学生・生徒のことを思い、真摯に教育、学校運営にあたることであります。それが学生や生徒からの評価、さらには感謝に結びつき、教職員のやり甲斐につながります。それはさらに組織力の強化、学園の発展に結びつき、良い循環を生むと考えます。

　これはまさに1世紀前、創立者の廣田先生、扇本先生が掲げた方針、「学校の存在も細大の校務も生徒を前提とする。（中略）生徒に対しよい学校にすることを根本義とした。」と同じなのであります。
　本年は、教職員全員が理想の学園づくりに挑戦する年としたいと思います。

☆☆☆理事長メッセージ　第31号（2011.1.25）☆☆☆
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