第20号　「神田発祥の学校」

サツキの花がまぶしい季節となりました。５月は合同体育祭が鳩山キャンパスで開催され、また神田では江戸三大祭である神田祭も催されました。

　さて、本学園の前身で明治40年に創立された電機学校は、「神田の電機学校」として有名でした。神田は明治時代に多くの学校が集まった地域として、日本の近代教育にとって非常に重要な場所といわれています。東京神田キャンパスのある神田錦町だけでも、現在の東京大学（旧開成学校）、学習院大学、法政大学（旧東京法学校）、中央大学（旧英吉利法律学校）、日本工業大学（旧東京工科学校）などがあったそうです。なかでも本部のある神田錦町2-2は、三菱グループ創業者の岩崎彌太郎が創立した「三菱商業学校」（慶應義塾大学分校）があったそうで、観光ルートにもなっています。

　既にお知らせしていますように、本学は、「ＴＤＵルネッサンスと進化」を創設理念に掲げ、平成24年４月北千住駅東口に東京千住キャンパスを開設し、東京神田キャンパスの教育・研究機能を移転します。あわせて東京神田キャンパスは学園発祥の地、そして多くの卒業生が学んだ地として再整備を計画しています。

　いずれも、「東京電機大学の夢をかたちに」していく計画です。次の100年に向けていっそうの発展を図りたい所存であります。

☆☆☆理事長メッセージ　第20号（2010.5.21）☆☆☆
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