2020.10.20
今回は「塑性加工の理論と実際」というテーマのもと工学部先端機械工学科 柳田明 教授を迎えて、オンライン(Zoom)方式での講義を実施いたしました。
【日程】2020年10月12日(月)・10月19日(月)
【主催】足立区・東京電機大学
【講義内容】「塑性加工の理論と実際」
・第1回10月12日(月)「塑性力学の基礎および曲げ加工の理論と実際」
感覚的に掴んでいる塑性加工時の変形(伸びる、縮む、曲がる)をより深く理解するために、塑性力学の基礎を図やグラフを用いて数式を極力減らし、直感的に概説。また、板の曲げに関する基礎的な力学とスプリングバックの抑制例について説明しました。
・第2回10月19日(月)「鍛造加工の理論と実際」
変形抵抗、摩擦モデル、拘束係数を概説し、鍛造(前方、後方押出し)における加工荷重の推定法、リング圧縮試験による摩擦の導出法や金型の焼き嵌めの条件を解説。また、大学で取り組んでいる平歯車の分流鍛造の実験と商用有限要素法による解析結果の比較を報告しました。